断酒とは「自らの意思で、ずっと一切の酒を断つこと」。(厚生労働省)
私は、摂食障害と共にややアルコール依存気味です。この10年くらいお酒をやめられなくて飲酒量は多くなるばかり…。過食もあって身体の調子はどんどん悪くなり、体重は50kg増。
肝機能の数値は、γ-GTPが77(基準値0~50)。腹部エコーなどの結果と合わせて脂肪肝と言われています。
ただこの数年は身体が限界に近づいていて、お酒を飲むと酒鬱と体調の悪さがものすごい。アトピーは悪化するし、むくみ、それに胸が苦しくて死にそうになります。
そんなに具合が悪いなら、やめればいいじゃん!
皆そう言うけど、やめられないんです。
飲みたい気持ちが爆発的におこって、一口飲めば止まらなくなる。そして、酒だけで飲めないタイプなのでおつまみとして食事量も多くなるという悪循環。
飲めば罪悪感と苦しさで「もう絶対飲まない…。」と決意するも翌日にはまた飲む。なんなら夫がいない間に、昼から飲むこともしばしば。
お酒が飲めない夕食はなんだか物足りなくて、いつも飲みを含むご飯を求めていました。
急にお酒に楽しさを感じなくなった
そんな私が、断酒チャレンジをしています。
きっかけは、妹と飲みに行ったとき。
彼女は酒を飲んで泣いたりイライラしていて、感情が不安定になってしまいました。お酒には強くても、ストレスがあるとメンタルが狂うんだなぁと実感。
翌日は、夫とガストでビール二杯とハイボール(ハッピーアワー)を飲みました。もともと夫は全くお酒を飲まないので、いつも私だけが浴びるように飲むという日々が10年。
でもこの日は「別に酒いらなかったかもな…。疲れるし、お金かかるし、別に楽しくない…。」となりました。むしろ虚しさだけ。
食事の楽しさって酒じゃないかもと思ったんです。もちろん今まで思わなかったわけではありません。むしろ何度も思って数日禁酒して、また飲んでの繰り返しでした。
飲酒=楽しいというのは、もはや思い込みなのでは…?
焼肉とビールって最高だけど、別にビールじゃなくたって美味しいわけです。子どもの頃はお酒なんてなくても楽しんでいたはずだし、目の前で食べている夫はウーロン茶で美味しく食べている。
その日から、ちょっと頑張ってみようかと思いました。
とはいえ、まだ一週間。何の説得力もないかもしれません。それでも始めたことに意味があると思っています。
どうして続いているかというと、先日酒鬱になった妹も飲酒を控えたいと言うので、二人だけの自助グループを結成したからです。笑
もちろん勝手にやっているだけで、正式なグループでも何でもないです。
別に彼女が飲みに行っても構わないんだけど…「今日は飲まなかったぞ!頑張ったぞ!」を共有しているだけで、なんとなく心強いんです。どんなに酒に合うおかずを食べようと、どうにか継続中。
そうか、自助グループってこういうことなんだと初めて思いました。
お酒を飲みたい気持ちとの戦い
最初の一日は、すごくそわそわしました。「あー!ビール飲みたい!!」となり、コンビニで買おうかと目の前まで行ったのですが…やめました。
食事の時には、ビール代わりに炭酸水にレモン汁を入れて飲んでみました。爽快感があっておいしい…。
寿司にはお酒だろうと思っていたのですが、そんな時に法事の時の食事を思い出しました。子どもの頃、親戚との食事で出てきたのは、瓶に入ったバヤリースオレンジ、コーラ、ウーロン茶。同じだよって人は手を挙げて!懐かしくないですか?
瓶に入っているのも、なんだかとても美味しく感じたし、普通にお寿司やおつまみを食べていました。
家で食べるときもそれで良くない?
それと気づいたことが一つ。大好きなコーヒーがやたら美味しく感じるようになりました。飲み物を「おいしいなぁ!」と思うのは久々でした。
「とりあえずビール!」というルーティンを見直してみる
先日、回転寿司に行きました。いつもはお酒からスタートですが、そこはお茶で。久々に飲んだ粉のお茶がとても美味しく感じました。これが無料で飲めるなんてありがたい。
ビールや日本酒をのんだら3,000円はお会計が高くなっていたのでは。
お酒をやめればお財布にも優しい。体にも優しい。
ちなみにこの日行ったのは、マークイズみなとみらいのめぐみ水産です。お寿司はどれもおいしいし、唐揚げは横浜で有名な鶏肉専門店「梅や」のものらしい。うまうま。
すごくお酒を飲みたい瞬間もあるけど、たぶん一口飲んだら終わってしまう気がする。
だから、いけるとこまで断酒を続けようと思います。頑張るぞ!!
もし悩んでいる方は、私と一緒にゆっくり挑戦してみませんか?
自分に合った自助グループを探してみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。