「あつ森 ソロ しんどい」で検索して、この記事へたどり着いた方へ。
以前私も似たような悩みを抱え、検索し、でも、あまり同じ気持ちの人が見つからなくて少しさみしくなりました。
だって、みんなめっちゃ楽しんでるように見えたから。
だから、その時は「一人でも楽しめる方法」を考えたりして、ハピパラを活用してみたり、まずは家具を揃えようと思って頑張ってみたり。——まぁそもそも“頑張らなくてもいいゲーム”なんですけどね。笑
今はもう、あの島にはいっていないけど
気づけば、あつ森から少し離れている日々が続いています。
「つらくてやめた」というわけではないけど…ただ、なんとなく億劫になったというか、島を開く気力が湧かない。
ソロプレイだから家具も集まらないし、カブの売買も難しい。通信もしないからつまらない。前はそんなふうに思っていました。
でも、今になって思うのは“ソロだからしんどいわけじゃなかった”ってこと。
しんどくなったのには、ちゃんと理由があった
YouTubeとかSNSで、島クリがすごすぎる人たちを見かけて、ものすごい憧れた!
花の並べ方とか、道の形とか、まるで物語の世界みたい。島ごとにテーマがあって、時間帯や写真を撮る配置まで計算されてて…。
「私もやってみたい!」というより、このゲームを進めていけばできるようになるんだと本気で思ってました。
でも、いざ自分でやろうとすると、うまくいかない。マイデザも作れないし、お借りするにしても選べないし。何から手をつけたらいいかわからない。途中で「…あれ?私ってセンスない?」って、かなり落ち込みました。
じゃあファッションを楽しむのもアリじゃない?と思えば、それもまたセンスの塊のような人の素敵な服ばっかり。
そう、私が感じたのは——楽しさだけじゃない、強烈な挫折感!!!笑
そもそも私には、インテリアのセンスも服のセンスも特になかった。「無印で買っていけば、なんとなく収納が統一されるよね!?」レベル。
かといって、「よし、センスを磨こう!」って熱意があるわけでもなくて、Pinterestで世界中のインテリアを研究したいタイプでもない。
たぶん私は、「このゲームを進めていけば、自然とおしゃれな島ができるもの」ってどこかで思い込んでいたんだと思う。
でも実際は、そうじゃなかった。
センスがある人は最初から感覚的にわかるし、ない人は努力するか、別の楽しみ方を選ぶしかない。
そう気づいたとき、「あつ森」って想像以上に自由で、想像以上に自分のセンスと向き合うクリエイティブなゲームだと思った。
ハピパラで希望を見出した日
一年くらい前に「ハッピーホームパラダイス(ハピパラ)」を始めてみた。
ハピパラでは、自分の島に家具が揃っていなくても“それっぽい”雰囲気が楽しめるし、住人の要望に応じてレイアウトすることで、自然とインテリアの練習にもなる気がした。
しかも、ハピパラで解放された機能を使えば、島にも家具をお取り寄せできるようになる!
「これなら、自分の島でもちゃんとインテリアを整えられるかも」と思った。

お取り寄せ、思ったよりむずい…
でも、結局その「お取り寄せ」もうまく活かせなかった。
一日に頼める数が限られているし、家具の色合いもカタログではなかなか判断できない。
「このソファ、部屋に合うかな?」と考えても、試し置きできないし、想像以上にセンスを問われる。はっきり言って無理だった。
島ではDIY必須
さらに、ハピパラでは、気軽に柱や壁、床を変えたり出来るし、リメイク家具もワンタッチで使える。でも自分の島ではいちいちDIY。これが地味に心を削る。
一つ一つの作業を「楽しい!」と感じる人は沢山いると思う。だけど、私は「面倒くさい!」が勝ってしまう。
しかも、カタログを見ていても、今の自分の島や部屋に「何が足りないのか」がわからない。
同じような家具を重複して頼んでしまうこともしばしば。センスがないからこそ、全体のバランスが想像できなくてなんとなく家具を注文。ポキがもったいない。
理想と現実のギャップ
頭では「好きな雰囲気」があるはずなのに、いざ形にしようとすると、なぜかチグハグ。理想と現実のギャップが大きい。
素敵な島クリエイトを見ると楽しい。「私も頑張るぞ!!」と思うけど、現実の私の島は未開の地。
それでもちょっとだけ嬉しい瞬間
ハピパラでちょっとかわいいお部屋をつくれたりすると、テンション上がる。「この空間かわいい!」と自分なりに思えた瞬間は嬉しい。(ほとんどないけどね。)
何も完成しなかったのに、300時間
ハピパラで、「もしかして私でもレイアウト楽しめるかも」と思えた時期があった。
お取り寄せもできるし、手持ち家具にとらわれなくても“それっぽく”見せる工夫もできた。
でも実際の島に戻ると、やっぱりうまくいかない。
色合いも、雰囲気も、何を置けばいいかも、まったく分からなかった。何が足りないのかすら分からない。
同じ家具を何度も買っていたり、並べてみたらちぐはぐで悲しくなったり。
全部リセットしようと、住人を島の端に集めて島の大改造を意気込んだ日もあった。(時間操作しないので時間がかかる)
そうして気づいたら、そっとソフトを閉じていた。それでもプレイ時間は300時間を超えていた。そんなゲームにはなかなか出会えない。
私は300時間もこの世界に向き合ったんだ。なにも完成しなかったけど、たしかに楽しんだ時間もある。
「向いてなかった」って、一言で片付けるのも違うと思う。
住人との会話や、何気ない日常、ふと流れる音楽が当時の私を癒やしてくれていたことは、確かだった。
このミニチュア感、マスターのいれるコーヒーがある喫茶店。かわいいが詰まっている世界。
そして、小さい頃のお人形遊びを思い出させるようなワクワク感。やっぱりあつ森は唯一無二のゲーム。
もう遊ばないって思っていても、また気づいたら島に上陸してるんだ。そんな不思議な魅力を持った世界。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。