【子なし夫婦】持ち家か賃貸か?私たちが出した結論

リビング

広いリビングに素敵なインテリア。そんな家に住みたいという憧れはありませんか?

私たち夫婦は30代。友人たちを含め周囲は持ち家の人が多くなってきました。

私たちも実際に何件も物件見学に行きました。

しかし、結果的に購入に至らず、今も賃貸物件で暮らしています。

なぜこのような選択をしたのか、お答えしていきたいと思います。

目次

賃貸にした理由・メリット

まず、前提として申し上げておきます。この記事で伝えたいのは、

持ち家と賃貸のどちらが得か?という問題ではありません。

どっちが良い悪いということもありません。悩んで出した結論に間違いはありません。

最終的に自分たちが満足できる答えを出せば良いのです。

これも一つの考えとして読んでいただけたらと思います。

「家賃がもったいない!」への疑問

不動産の見学に行くと「家賃がもったいない。」、「今の家賃で持ち家が手に入る!」、「賃貸は払い続けても、自分のものにならない。」などと言われませんか?

私も最初そう思っていました。

素敵な空間、おしゃれなインテリア、使いやすそうなキッチン。どれも憧れでした。

また、ある程度の年齢になったら、持ち家がないといけないのでは…と不安で焦りもありました。

でもこれって事実なのでしょうか?

私は、家賃とローンは別物だと考えています。

そもそも“今の家賃で持ち家が手に入る”というのは、よく考えると疑問です。

確かに単純に購入金額で考えるとそうなのかもしれません。

しかし、家は必ず老朽化していきます。一生手入れをしないなんてことはないはずです。

大手ハウスメーカーでも定期的に点検があり、10年後に外壁修繕などが発生することが多いです。

その他にも、給湯器の取り換え、設備の故障、水回りのリフォームなどが想定されます。

マンションでは、専有部の故障はもちろん自己負担ですが、さらに共有部の修繕問題が出てきます。

当然、エレベーターも外壁も、防水も古くなります。

実際に見学した物件で修繕積立金の計画書を見て驚きました。

購入当初は、数千円だった修繕積立金が、20年後には2万円を超えていました。

管理費と併せると毎月約4万円程度の負担となり、家計がきつくなるのは目に見えます。

購入時の見積もりは一番安い価格です。

数年後には毎月のローンに加え、段階的に値上がりする修繕積立金を支払うことにります。

マンション全体で修繕費用が足りなければ、追加で徴収されたり、計画以上の値上げも考えられます。

私には非常にリスキーだと感じました。

しかも、ローン完済しても住み続ける限り出ていくお金です。

不動産屋さんの売り文句に、将来的にかかるお金も含まれていますか?

ちなみに賃貸では、更新料はかかりますが、修繕積立金はありません。

住宅の設備故障は、故意でない限り大家さんが直してくれます。

もちろん設備の豪華さは、持ち家に叶わないことがほとんどですけどね。

最近の住宅は高すぎる

結婚当初(10年前)の住宅の値段と、現在(2022年)の値段があまりにも違う気がします。

近所の新築戸建ての情報を見ても、5000万円以上は当たり前になってしまいました。(東京はもっと高いですね。)

新築マンションの広告には、「2980万円から」となっていても、実際に見積もりをとると余裕で5000万円を超えてしまいう。高すぎ…!!!

しかも狭い。立地も良くはない。給料は変わらない。

でも、不動産屋さんはこれが当たり前と言わんばかりでした。

さらに!妥協しろと言われました。

おかしいのは私たちかもしれない…。私たちがいけないんだ…と悲しくなりました。

でも頑張って買ったとして、この家で本当に満足感を得られるの?

この家に住みたいの?この場所に住みたいの??これが私の目指す方向なの?

こんなに高額な住宅購入をして、今後変わらずに払い続けることができるのか?

あまりにも不安だし、妥協して買いたくないと思ってしまいました。

トラブルが面倒くさい


私たちは賃貸マンション暮らしです。実家は戸建です。

近隣トラブルや、騒音に悩まされたことはありませんか?

実家では、近所付き合いでトラブルもありました。

また、自治会の活動も面倒なものが多く(〇丁目ごとのお祭り、運動会など)、いじめなんかもありました。

正直、子どもの頃から見ていて不安でした。

私自身は、このようなイベントに参加したくありません。

メンタル疾患があり、あまり人と関わりたくないからです。

今住んでいるマンションでは、近隣住民との付き合いはあいさつ程度なので気持ちが楽です。

たまに、上の階がうるさいとか、自転車置き場がごちゃごちゃしているとか気になることはありますが、賃貸なのであまり気にせずに済んでいます。

万が一トラブルがあれば、引っ越せばいいだけです。

すぐに引っ越せるのが賃貸の良さだと実感しています。

全国転勤の可能性がある

可能性は多くないとはいえ、夫は全国転勤がある会社に勤めています。

家を建てたばかりの課長が、県を越えて遠くに転勤…なんてことも普通にありました。

それでも家がある限り、ローンの支払いは続きます。

戻ってくるまで賃貸に出すことが出来れば良いですが、私は潔癖症なところがあるので、人に貸すという選択は出来そうにありません。

どういう未来になっても動きやすい状況を選びたかったのです。

お金をためて可能性を増やしたかったから

冒頭にも申し上げた通り、私たちには子どもがいません。

当然、後世に残したい財産もありません。

私たち二人が、満足のいく暮らしを手に入れることが何より大切なのです。

また、歳をとったら、サービス付き高齢者向け住宅のような所に住みたいと考えています。(あくまで夢)

高齢化が進む日本では、これから高齢者へのサービスが増えていくと考えています。

持ち家が良い値段で売れれば良いですが、負債になる可能性も捨てきれず…。

とにかくお金を貯めたい!!

将来の選択肢を狭めたくないと思いました。

賃貸を選ぶデメリット

それでは、賃貸のデメリットとは何でしょうか?

賃貸物件は、良くも悪くも大家さん次第な面があります。

大家さんの方針によって賃貸物件の質が変わってきます。

いつもきれいで清掃が行き届いている物件、廊下が物であふれている物件、修理交換を積極的にしてくれる物件など様々です。

細かいところが気になっても自分だけではどうにもならない…というストレスがあるのは確かです。

借り物である以上自由度は低いです。

対して持ち家の場合は、住宅設備はグレードが高いことがほとんど。

自分で好きなものに変えることができるのもメリットでしょう。ペットも自由に飼えます。

自分の好きな空間で、素敵に暮らす。夢があって憧れます。

安心材料の一つとして、団体信用生命保険があります。

これは、住宅ローン返済中に契約者に万が一のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになるというもの。

賃貸と比べ、いざという時に住む場所があるというのは心強いでしょう。

自分たちがしたい生活を考える

現在の状況で考えると、私は賃貸を選びたいと思っています。

ただ、ものすごくいい物件があったら購入することも選択肢の一つだと考えています。

賃貸でも、持ち家でも間違いではありません。生き方に損も得もないと思います。

ですが、漠然と家は買うものだから!と焦らず、少し立ち止まって冷静に考えてみませんか。

自分たちにとって本当に良い選択って何でしょうか?

しっかりと将来を見据えて考えていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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